Complete text -- "ロイヤル・コペンハーゲンのパイプ"

06 June

ロイヤル・コペンハーゲンのパイプ

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前から一本欲しいと思っていた古いパイプを手に入れた。

デンマークのロイヤル・コペンハーゲンによる陶磁器のパイプだ。
たまたまデンマークのパイプ屋のサイトで発見し、購入した。
しかもスタンド付きだったので嬉しい。

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ロイヤル・コペンハーゲンは日本で最も人気のあるヨーロッパの陶磁器メーカーだ。
1775年、ドイツのマイセンから技術を導入して設立された、当時は王立の陶磁器メーカー。
ヨーロッパの焼き物は中国の景徳鎮や日本の有田から多くの影響を受けている。
ロイヤル・コペンハーゲンは特に有田に影響を受けた、といわれている。
その深いブルーが日本人の心を捉えている訳はその辺にあるようだ。

このパイプは聞くところによると30年前には製造を中止していたそうだ。
いったいいつ頃作られていたのか?
パイプスタンドの裏にはマークと記号が記されているので、詳しい人には一目瞭然かもしれない。
でもオレにはさっぱりわからん。

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柄を見ると、1868年から続く伝統的な唐草模様、ブルーフルーテッドのラインなので、これでは年代はわからない。

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当時の広告画像を入手したが、これでもわからない。

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ところで、歴史的なパイプ作家であるヨーン・ミッケ(Jöhn Micke 1938-2005)が一時期ロイヤル・コペンハーゲンのデザインを手がけていた、ということをご存知だろうか。

ミッケがこのパイプをデザインしたかどうかの記録は発見していないが、もし彼が手がけているとしたら、独立した1960年以降なのだろう、と思われる。60年代から70年代にかけて作られていたのでは、と推測する。

一般に素焼きのパイプをクレイパイプというが、釉薬を使って高温で焼く陶磁器はクレイとは呼ばない。
なので、分野としてはとても狭い素材のパイプだ。

焼き物なので、ちょっと燃焼温度が高くなっても、ターボライターを使ってもブライヤーのように焦げる心配はない。
しかし、クレイ同様吸っているとすぐに熱くなって持てなくなるのが欠点。
煙草の味に関してはやはりブライヤーが一番、メアシャムが二番だ。

まだ入手可能だし、国内でも煙草屋の主人がデットストックとして持っていることもある。
欲しい人は探してみよう。

ROYAL COPENHAGEN


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23:20:05 | pierre | | TrackBacks
Comments

anna_rouge wrote:

美しい一品ですね♪
06/07/09 00:33:12

匿名希望 wrote:

逸品ですな。

デンマーク、アクアビットとラールセン
と行きたい所ですが。(w
06/07/09 22:41:26

pierre wrote:

anna_rougeさん
皆さんにとても評判がいいです。
06/08/09 00:19:52

pierre wrote:

匿名希望さん
アクアビットでコペンハーゲンを作って、ラールセンで一服といきたいですね。
06/08/09 00:20:44
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