Complete text -- "シガーの味や香りを表現する言葉"

23 April

シガーの味や香りを表現する言葉

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ワインほどではないにせよ、
シガーの味や香りを表現する言葉は多い。

海外の雑誌やウェブサイトなどでシガーをレビューする際に用いられる表現のほとんどは、ワインを表現するために開発されてきた言葉を一部流用している。

まずはボディ。lightからfullまでだいたい5段階くらいで表現する。これはシガーの強さ、つまりニコチンやタールといったお馴染みのタバコの強さを表現する言葉だ。
light body - medium to light body - medium body - medium to full body - full body
これは強いか弱いかだけなので、誰にでもわかるし、あまり重要な表現でもないと思う。
難しいのはやはり香りの表現だ。

ワインなどはソムリエというプロがいて、私たちは彼らの言葉を借りてワインを選択し、他人にも伝えることが可能だ。
また、ワインにはテイスティングに関するノウハウの蓄積やアイディアがある。
なかでも面白いのが「Le Nez du Vin」というワインの香りを嗅ぎ分けるためのトレーニングキットだ。
vin
数十種類の香りのエッセンスが体系的に用意され、テキストも付属している。これらの香りを頭にインプットし、ワインの複雑な香りをひも解くための足がかりとする。

そしてシガーだが、ちゃんとあった。「Le Nez du Cigar」。
ciga
6種類のエッセンスとテキストが付属している。この6種類の香りとは。
Caramel - Leather - Oak Moss - Musk - Pepper - Damp Earth
たった6種類かとも思うが、ワインに比べ商品としてあまり期待できない分野なのでミニチュア版で一部マニアを狙った商品戦略なのだろう。

Caramelは甘さを表している。他にもフローラルブーケやハチミツなどで甘い香りを表現する。シガーにおいては一番わかり易い分野の香りだ。
Leatherはなめし皮の香り。シガーのアクセントとして感じることがある香りで、メインになるものではない。
Oak Mossはオークと苔か、オークに生える苔かは解らないけど、ウッディなどというときはたいてい杉のことを言うはずだ。しかし、シガーはたいていの場合スペイン杉のボックスに入っていて、そこからの移り香はシガー本来の香りではないのかもしれない。
Muskはあまり感じないが、もしかして甘い系の表現なのかな。
Pepperはハーブも含んだ香辛料系のよく使われる表現だ。スパイシーなどとも言う。
Damp Earth、土の香りとか大地の香りなどと同類。モンテなどのレビューには必出である。良くない意味で使う場合は泥臭い、などとも表現される。フィリピン産のシガーに良く使われる。

たとえ、これらの言葉と意味を理解し、香りをマスターしたとしてもオレは使わない。
なぜなら、もしバーのカウンターで隣に座った男が。
「ん〜良いシガーだ。前半はキャラメルの甘さをベースにレザーのヒントが引き締めている。中盤はハーブが主体、後半にかけて甘さが引っ込みスパイシーな味わいの中にムスクが見え隠れしている。ちょうど今が吸いごろだね。」
なんてことを話始めたら、オレは席を立ちたくなるだろうから。

本日煙になったタバコ
Pipe
GLPease Barbary Coast:2ボール
Dunhill My Mixture 965:2ボール
Alsbo Gold:1ボール
Cigar
Hoyo de Monterrey Petit Robustos
Ramon Allones Petit Coronas
23:34:11 | pierre | | TrackBacks
Comments

nicheena wrote:

同じく!私はきっと席を立ちます!(笑)
05/03/05 15:27:45
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