Complete text -- "シガレットの廃盤銘柄を試喫する会"
25 September
シガレットの廃盤銘柄を試喫する会

今日は東京スモーキング・クラブの定例会。
本日のテーマはディスコンシガレットのテイスティング。
集まったシガレットは以下の通り。
朝日 1904-1976
富士 1953-1974
ラムセス2世
峰
ハイトーン
特に上から3銘柄は珍しさ特Aといえる。この3銘柄はTSCのメンバーが提供してくれた。

朝日、富士はオレも初体験。
こないだ自分で寝かせたビンテージ・シガレットをテイスティングした結果、以下のことが経験としてわかった。
1.数年でシガレットの着香は飛ぶ。
2.ニコチンは緩やかに飛ぶ。
3.シガレットは熟成しない。
4.シガレットはフレッシュが一番うまい。
なので味わいには期待しないでスタート。
朝日はフィルターのない時代のシガレット。いわゆる「口付きたばこ」だ。
フィルター代わりに厚紙の空洞がある。これを根元で一回、その先で直角に一回つぶして吸うのがスタイル。

味わいはお香のような、畳のようなもの。ちょっと太いけど緩めの詰め方で早く燃える。少し辛めで吸い方によっては喉が痛い。美味しいとはいえない。
富士は両切りの細め。バージニアブレンドとプリントされていて期待が持てる。紙にうっすらとニコチンがしみ出している。

こちらはアメスピのようにきつきつに詰められており、スローバーニング。しかしやはり香りが飛んでおり、バージニアの甘さはない。朝日に比べると強い印象。やはり少し辛くて喉にくるなあ。お香や畳の香りはしない。やはり美味しくない。
ラムセス2世は上記2銘柄に比べて若い。箱も美しいが楕円形の形状もなんとも美しい。葉組はオリエント系100%だ。

これは現役で吸ったことがあるので、比較ができる。ちょっと想い出にあるような濃い芳香は感じられず、ちょっとスカスカした印象だが、朝日や富士に比べればだんぜんに美味い。これは今でも吸えるけど、やはりフレッシュのほうが美味しいのは確か。
峰はもっとも新しい個体で、それほど珍しくもなく感動もない。ついこないだまで吸っていた通りの味わいだ。
だいぶ吸ったのでハイトーンまではたどり着かなかった。途中に廃盤ではないが古いヴァイオレットを吸ったりして、もうみんなお腹いっぱいだったからだ。
いずれにせよ、オレがいうシガレットはフレッシュが美味く、熟成はしない、という説を再確認できたことと、古い美しいパッケージデザインに触れられたことが収穫であった。
おまけ「ラムセス2世とたばこ」
なぜタバコにラムセス2世の名前が冠されたのか。こんなニュースがある。
3200年前のエジプト第19王朝ファラオ、ラムセス2世のミイラ腹部からタバコを発見。
しかもニコチンが検出され、さらにタバコ虫まで発見された。
実はニコチアナ・アフリカーナというタバコがアフリカ大陸には自生していて、古代エジプトでは防腐剤や防虫剤として用いられていたらしい。というののが1975年のニュース。
おそらくそこから付けられた名前であろうと推測する。

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本日煙になったタバコ
Cigarettes
朝日:1/2本
富士:1本
ラムセス2世:1本
峰:4本
ヴァイオレット:1本
Peace:3本
中南海:1本
R.Y.O
Golden Virginia:1本
Classic Canadian:1本
Pipe
blue note:1ボール
22:25:25 |
pierre |
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