Complete text -- "煙管の恐ろしいまでの細工"

25 April

煙管の恐ろしいまでの細工

1

日本の煙管の歴史で江戸末期から明治にかけての細工は恐ろしいまでの美しさだ。

ずっと探していた雑誌があった。
「緑青 vol.36 粋な喫煙具」清水三年坂美術館コレクション。
骨董専門雑誌のバックナンバー。

以前にタバコの友に見せてもらってからずっと探していたのを、たまたま入った古本屋で発見した。
小躍りしながら購入したことはいうまでもない。
これだ。
2
見かけたら即買いの素晴らしい雑誌。

オレは煙管の細工が最も隆盛を極めたのは江戸中期から後期にかけてかと思っていたがそれが違っていた。
江戸後期から「煙管張り」と呼ばれる職人の他に、当時最も卓越した金工技術を持っていた「装剣金工」が加わり、優れた彫金技法を駆使した煙管が作られるようになり、明治9年の帯刀禁止令によって更に装剣金工が煙管の世界に入ってきた。
そして、大戦やシガレットの普及とともにこれらの技術は失われた。

とにもかくにも恐ろしい細工を見てもらおう。ため息がでるはずだ。

3
全体拡大
部分拡大

4
全体拡大
部分拡大

5
全体拡大

どうだろう。素晴らしい芸術ではないか。
オレにはあなたのため息が聞こえる。
この煙管たちの実物を見るには京都の「清水三年坂美術館」に行けば良い。
オレも今年のうちに行ってみよう。


おまけの話。
先日、粋人会議で落語を聴くイベントがあった。
桂歌助師匠の「芝浜」を至近で、日本酒と煙を味わいながら。
素晴らしい体験であった。酒も煙も5割増の美味さだった。


応援してね。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 その他趣味ブログ 愛煙・タバコへ

この日煙になったタバコ
Cigarettes
  中南海:6本
  PEACE:8本
Pipe
  Mac Baren Virginia No.1:1ボール
  Rattray Hal O'the Wynd:1ボール
  Mac Baren CUBE box:1ボール
Cigarillo
  Petif Pure Havana Filler:3本

23:15:36 | pierre | | TrackBacks
Comments

春の松 wrote:

すげえ。

こんなの持って「歩きたい」

先日、大学の後輩に「きつえんぐ」という言葉が通じなかったです。自分(たち)の努力不足と社会情勢を感じます。
またお会いしましょう。
04/26/10 21:45:35

pierre wrote:

春の松さん
すげえ喫煙具を持って歩きたいですね。

しかし「きつえんぐ」という日本語が抹殺されているとは知りませんでした。
これは異常なことです。
04/27/10 00:14:12

骨董屋 wrote:

普段はキセル類はあんまり展示されてないかも。

でも、名工とよばれるような作家の金工作品、
木彫、七宝や蒔絵、明治の薩摩焼なんかは常設してはりますよ。

金工だと、海野、勝阿弥、加納夏雄などなど。
素晴らしい仕事の作品ばかりです。
04/30/10 16:00:13

骨董屋 wrote:

勝阿弥・・×
正阿弥・・○

この正阿弥勝義という作家の有名な作品に、
鶏の香炉があるのですが、それも所蔵されてるみたいです。
先日観にいったときに展示してありました。

菊の花びら1枚1枚までみっちり彫りこまれています。
まさにゴッドハンドww
04/30/10 16:07:22

pierre wrote:

骨董屋さん情報ありがとうございます。
煙管の企画展などがあったら行ってみたいものです。
ゴッドハンドによる香炉も是非見てみたい。
04/30/10 16:10:11

山田太郎 wrote:

すばらしい本を紹介して下さりありがとうございます。
早速調べてみたら難なくアマゾンに在庫があったので簡単に手に入れることができました。
巻末のページを見てみたら土浦に煙管を扱っている骨董屋があるようなので時間があるときに是非現物を見に行ってみたいです。

あと、土浦に昔行きつけのキューバ料理屋があるので(残念ながら今は店内禁煙なのですが)よかったら一度足を運ばれることをおすすめします。
http://clave-marron.com/
05/01/10 23:37:39

pierre wrote:

山田太郎さん、私が探したときはアマゾンに在庫がなかったのですよ。
よかったですね、ゲットできて。
05/06/10 12:24:28
Add Comments
:

:

トラックバック