Complete text -- "貯タバコの勧め"

16 August

貯タバコの勧め

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7本目のコラムはタバコのストックについて書いた。あくまで06年時での話なのでそのつもりで読んで欲しい。

2006.04.10
『貯タバコの勧め』
 
自分が吸うタバコは毎日買っている、という人が多いと思うが、
今回はタバコをストックする楽しさを紹介しよう。

シガレット、シガー、パイプ煙草のそれぞれに「貯タバコ」の楽しさがある。

『シガレットの場合』
最も一般的なのは値上げ対策としての貯めタバコ。いきなりいやな話で恐縮だが、来年から値上げされるようだが、更なる値上げが何時来るかわからない。
しかし仮に5%値上がりするなら、直前にストックしたシガレットは利回り5%の金融商品に早変わり。(注:実際の金融商品ではありません)大量のストックがあれば値上げもなんだか楽しみになる。
シガレットのパッケージデザインの変更もストック心をくすぐる。昨年シガレットの警告文がサイドから正面3分の1に拡大する、という無意味なパッケージ改悪があった。
以前自分のブログにも書いたが、せっかく積み重ねてきた完成度の高いデザインが無惨にもそのバランスを崩されてしまうことが我慢できない。芸術よりも健康を至上とする社会はきっとつまらない。
だからオレはクラシックデザインのJTシガレットを数種類、カートン単位でストックしている。

タバコは時間と共に味が変化する、といわれる。こういう遊びはどうだろう。
毎年元旦に(いつでもいいが忘れない日がいい)お気に入りのシガレットを一箱ずつ買い、10年間貯める。貯まったシガレットをテイスティングしてみる。シガレットの味の経年変化実験だ。気の長い遊びだが、大人の趣味というのはこのくらいゆったりと楽しむものだ。

『葉巻やパイプ煙草の場合:ヴィンテージタバコ』
ヴィンテージタバコという商品ジャンルが海外の市場にはある。そもそもこの考え方が成り立つためにはタバコの価格が自由でなくてはならない。
意外かもしれないが、日本のように定価以外で売ることが違法になる国は少ない。海外ではタバコのバーゲンもあるし、個人オークションでも売ることができる。
主にシガーやパイプ煙草に限った話だが、古いタバコは高く売れる。しかも銘柄によっては定価の2〜10倍くらいの値が付く。どこかの国の国債を買うよりずっと利回りがいい。

どのようなタバコに高値がつくのか。
すでに販売を中止したタバコや製造工場が変わって味が昔と違うタバコ、そして純粋に熟成して美味しくなっているであろうタバコである。
特にシガーなどは熟成させると味の角が取れ、ニコチンが少し抜け、ブレンドされた葉の個性が完全に調和して美味しくなる、といわれている。
パイプ煙草は真空缶入りで未開封のものに値段が付く。やはりブレンドされた葉の馴染み具合が違うのだろうし、熟成されたタバコは味が深くなる。たぶん。

自分でビンテージタバコを作るには買ってきたものを放っておけばよいのだが、タバコの保存には少し気を遣う必要がある。乾かし過ぎたり、湿度を与え過ぎたりして台無しにしてしまうことがあるので注意したい。
真空パックされたものや、ビニールパックされて外から湿度の影響を受けないものは、温度変化の少ないいわゆる冷暗所に保管し、5〜10年ほど忘れているあいだにヴィンテージが出来上がる。ジッパー付きのパックに入れて押し入れの奥にでもしまっておこう。

『廃止銘柄』
あらゆる種類のタバコにおいて起こりうるのが、銘柄の廃止だ。これは痛い。好きなタバコがある日突然なくなることはショックだし悲しい。JTのMOREやランバージャックといった個性的なシガレット、国産のパイプ煙草とシガー、キューバ産のダヴィドフなど惜しいタバコは沢山あった。だから好きなタバコはいつも余分にストックしておくべきだ。シガレットだけでなく、シガーやパイプ煙草でも銘柄廃止は日常茶飯事だから。
キューバ産のダヴィドフはスイスに本社があり、生産をキューバでおこなっていたが、キューバ革命後ドミニカに生産地を移している。キューバ産のほうが美味しかったことは議論を待たない。
また、JTはシガーとパイプ煙草の生産を止めた。「飛鳥」や「桃山」といった煙草が今は海外で委託生産されている。当然味も違う。パイプ煙草の廃止銘柄では「飛鳥」の廃止がオレにとってインパクトが大きかった。
もちろん国産「飛鳥」のストックは充分にある。

ここで裏技というほどではないが、廃止もしくは輸入廃止銘柄を入手する方法を紹介しよう。
JTの輸入廃止銘柄は海外のタバコ販売サイトをくまなく探せば、容易に見つけることが出来る。直接日本に発送してくれない業者の場合でも転送サービスを使えば入手は可能だ。また、日本で廃止された銘柄が、JTインターナショナルで海外で売られているケースも多々ある。これも輸入してしまう。
海外の銘柄で廃止が決まったものでも、日本と違い大量にストックを持つ外国のタバコショップなどでは1年くらい平気で売っているのでそれを狙おう。

時々海外のサイトで個人のストックやタバコルームを紹介しているコンテンツを見かけるが、質量共にへたな煙草屋よりもよほど充実している場合もある。日本の愛煙家もかくあるべきと思う

まとめ
「タバコはオレの人生の相棒だ。お気に入りのタバコが消えることはなにより淋しいこと。だからオレは今日もタバコをため込む。」

Balkan Sobranieを喫みながら。

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23:55:00 | pierre | | TrackBacks
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