Complete text -- "パイプと葉巻はお断り"

15 August

パイプと葉巻はお断り

1

ここから2006年に入る。パイプと葉巻に関する世の中の誤解を考えてみた。

2006.01.17
『パイプと葉巻はお断り』

時々バーやカフェで見かけるこの断り書きが示すように、
煙草が吸えるところであっても肩身の狭い思いをするオレである。

なぜこのような断り書きをするか、それはパイプやシガーの香りが強いからだ。

シガーお断り、は仕方がない。
良いシガーのアロマは圧倒的だ。支配的といってもよい。
シガーはタバコの王だ。
王はお断りされるような場所では火を点さない。
王には相応しい時と場所がある。

しかしパイプに関しては少し誤解がある。

一般に、タイトルのような断り書きが指すパイプ煙草とは、着香とかアロマティックなどと呼ばれる“香り付けされた煙草”のことだ。
パイプ煙草は甘い香り、という印象がパイプをやらない人達にとって一般的ではある。
確かにバニラやチェリー、ラム酒やスコッチ、様々なアロマの煙草が存在する。
そんな煙草にひとたび火を点せば、あたりの空間は甘いアロマに満たされる。その香りを佳しとしない人がいても不思議ではない。ガラムなどもそうだが、アロマティックな煙草はスモーカーでさえその好みが大きく分かれるものだ。

しかし、甘い煙草がパイプ煙草のスタンダードかというと必ずしもそうではない。

例えばラタキアという薫製された煙草がある。このラタキアの香りは正露丸とか火事場などと言われる、焦げ臭いような漢方臭いような不思議な煙草だ。これを香りの核にしてブレンドされる煙草は“イングリッシュタイプ”などと呼ばれ、高級なものが多い。
ひとたび火を点ければ、その濃縮された旨味とこってりした甘みが、パイプスモーカーを虜にする。
パイプ煙草を知らない人にとっては、甘い煙草よりも敬遠したくなる香りかもしれない。

その他に“ヴァージニアブレンド”というカテゴリの煙草があり、これはどこで吸っても問題ないだろう。
ヴァージニア葉は殆どのブレンドのベースになる煙草で、煙草本来の旨味と甘みを持つ。
このカテゴリの煙草はほとんど無着香。厳密にはなにかしらの着香があると言われているが、それでも普通のシガレットよりは少ないはずだ。
数種類のヴァージニア葉をブレンドし、圧縮して発酵させたり、加熱処理をしたりして変化を出している。
この煙草のファンも多い。価格もやはり高級になる。

ヴァージニア以外にも、ケンタッキー葉を中心としたブレンドも同様に着香がほとんど無いものが多い。せめて、これらは吸わせてほしいものだ。

だから「ヴァージニア以外のパイプ煙草と葉巻はお断り」。
せめてこう書いて欲しい。

さて、先程紹介したラタキアブレンドとヴァージニアブレンドをいくつか紹介しよう。
なるべく入手しやすいものを紹介するので、是非試してみて欲しい。

ラタキアブレンド(イングリッシュミクスチャ、バルカンブレンド等)
・飛鳥 100g \1,800(JTブランド、 マクバレン製)
・ダンヒル・マイミクスチャー965 50g \1,150(ラタキア少なめ)
・バルカンブレンド 50g \1,500(しっかりラタキア)

ヴァージニアブレンド
・オーリック・ゴールデンスライスド 50g \1,200(入門)
・ラットレイ・マリンフレイク 50g \2,000(オレは大好き)
・ラットレイ・オールドゴーリー 50g \2,000(これも旨い)

特に初めて試す人にはダンヒルとオーリックを勧める。
ダンヒルはヴァージニアとターキッシュにラタキアを加えたブレンドで、旨味や甘みが強く、バランスがいい。値段も安い。とても人気のある煙草だ。
オーリックはスライスされた煙草を折り畳んでパウチに入れてある。美しい金色で、小手先に走っていない素直な煙草だ。

今日のまとめ
シガーは王だと言った。ならばヴァージニアは米(=主食)だ。

BELL'S Three Nunsを喫みながら。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 その他趣味ブログ 愛煙・タバコへ

Go Smoking



23:55:00 | pierre | | TrackBacks
Comments
コメントがありません
Add Comments
:

:

トラックバック