Pierre smokes every day.

Complete text -- "今年のタバコの世界はどうなるか"

03 January

今年のタバコの世界はどうなるか

新年っぽく、タバコをとりまく今年の状況について考えてみた。

一般的には増々タバコが吸えない状況が広がることは目に見えている、タバコを止める人も増えてくるだろう。
反面、オレたちのように趣味人の自覚を持った愛煙家は増えてくるだろう、と予測する。
今よりも嫌煙攻撃が激しくなれば、無自覚にタバコを吸っている人達も、何故自分がタバコを吸うのかを考えるようになるだろう。
そうなれば、自然と今吸っているシガレットだけではないタバコの世界を探求してみよう、と思う人も増えるはずだ。
そこで出会うシガーやパイプ煙草に深い魅力を感じる人、感じない人、それぞれの道を発見すると思う。

さて、今シガースモーカーにとっての大きな関心事がある。
それはキューバのカストロ首相の健康と、中国の経済成長だ。
カストロ首相に関しては、現在アメリカによる経済封鎖が続いているため、表向きシガーをアメリカに輸出できない。
もし彼が死去して新しい政権が少しでもアメリカ寄りになった場合、かなりの量がアメリカに輸出されるだろう。
そうなれば、日本にどれほどのシガーが入ってくるだろうか。また、偽物も今より増えるだろう。
次に、ワインやチーズのように、豊かになった中国人たちがシガーを吸いまくるようになれば、また日本に入ってくる量が減りそうだし、偽物も増えるだろう。
つまり、カストロ首相の健康と中国の経済発展は、オレのヒュミドールの中のシガー量を左右する。ということだ。
今のところ、両者とも悪い方向に向かっている。

次にパイプについて。
これは流行っているような、流行っていないような、微妙な状況だと思う。もちろん、オレが子供の頃のようなブームには決してならないだろう。
しかし、昨年のパイプスモーキング選手権は新聞でも報道されていた。また夕刊フジでもパイプ喫煙を紹介する記事を最近目にした。
いずれの記事も会社をリタイアする団塊の世代に向けたものだった。若い世代にはなかなかウケない。
以前にも書いたが、パイプには「セクシーが足りない」ので、どうしても「お爺ちゃん」なイメージを持たれてしまう。
シガーはちょいワルだけど、パイプはお爺ちゃん。
そんなとらえられ方をされている。シガーに感心を持つ女がいても、パイプを語り出すとそっぽを向かれてしまう。
今年も相変わらず中高年男性向けの趣味としてどこまで広がるか、見守ってゆきたい。

最後になったけど、
明けまして御目出度う御座います、
本年も当ブログを宜しくお願いいたします。

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本日煙になったタバコ
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02:12:48 | pierre | | TrackBacks

Comments

kysz wrote:

パイプは「大人の嗜好品」として、30代くらいから上に広められそうな気もするんですよねえ。

偏見かもしれませんが、パイプを吸う人は、どうも仕立てのいいスーツを着た紳士というイメージが強いです。もっとカジュアルな格好でも吸えるイメージを作れれば、変わっていくかもしれませんね。

01/03/08 14:01:26

pierre wrote:

kyszさんどうも。
その見方も一種偏見だと思う。実際に吸っている人達はかなりカジュアルに楽しんでいますからね。
でも一番の偏見は竹村健一によって作られていると思う。

01/03/08 20:44:45

ぼおー wrote:

私も、パイプスモーカーですが
やはりめんどーくさいのが
時代に合わない気がします。

01/11/08 05:14:27

DK wrote:

いつも大変興味深く読ませていただいております。

私は現在学生で来年からタバコ会社（シガレット）に就職という者です。
私はシガレットはもちろん葉巻、シーシャなどは愉しみますが、恥ずかしながらパイプはやったことはありません・・・。
葉巻はバーで、シーシャはシーシャバーで体験して以来、葉巻を家で吸ったり、シーシャも購入し家で吸っています。
やはり流行るかどうかの違いは、気軽に体験できる商品かどうかという部分が一番おおきのではないかと、今回ブログを拝見していて思いました。
pierreさんはどのような形で一番初めにパイプを吸われたのでしょうか？
よろしければ教えてください。

01/11/08 17:22:32

pierre wrote:

ぼおーさん、いらっしゃい。
その面倒くささに安らぎを感じる瞬間があるので、やめられないんですよね。

01/12/08 01:31:54

pierre wrote:

DKさん、ありがとう。

タバコ会社への就職おめでとう。羨ましいぜ。

オレの場合、煙草屋に通っているうちに、どうしてもパイプを吸ってみたくなったから、最低限のセットを買って、自分で試してみた。
あまりに美味しくて、はまっちゃった。

確かにパイプはレンタルで試せないのがネックですね。
吸い方を教えてくれる店も必ずしも多くないしね。
流行らせたいなら、その辺クリアしないとですな。

01/12/08 01:36:10

shell-freak wrote:

初めまして(かな?)。
関東でパイプ・オフ会を主宰しております。

「今年のタバコの世界はどうなるか」
興味深く拝読させていただきました。
シガーについては門外漢に近いのでパイプについて・・・。

毎月定例的にパイプオフ会を開催していますが、最近、特に若い方が来られることが多くなってきています。
オフ会での最低年齢は２０才です。
更に女性のメンバーも増殖中です。
彼らに共通しているのは「インスタントではない、本当の煙草」を経験してみたいということです。
いわゆる「本物志向」ですね。
その点、シガーも「本物」で、非常に魅力的なのですが、いかんせん良いものは価格が高いです。
逆にパイプは比較的安く始められるのが良い処でしょう。
喫煙関連では唯一、パイプという道具が必要な喫煙方法ですし・・・。

近々、ミクシイの日記にも書く予定なのですが、どうやら現在のシガレットは段階的に値上げしていく方向でお上が調整しているようです。
そして相変わらず「シガー」はお高い。

つまりこれからは「パイプの時代」だと思っています。
パイプにも「色気」は充分にあります。
dunhillの古いshellなどは私にはぞくぞくするような「色気」を感じます。

若者がカジュアルなファッションで気軽にパイプを楽しむような時代がもうすぐそこまで来ているような気がします。
パイプ＝老人という画一的なイメージを払拭し、「本当の煙草」としての「本物志向」に訴えればそれは不可能ではないと思っています。
パイプ・オフ会がそのお役に立てれば幸いです。

01/14/08 21:01:52

pierre wrote:

shell-freakさんのいう状況があるのは知っています。
若い人もパイプに目覚めている。
でもまだマスじゃない。メジャー感もない。
だからまだまだハッパかけたい気でいます。

01/14/08 23:39:30

shell-freak wrote:

早々のレス、ありがとうございます。
>だからまだまだハッパかけたい気でいます。
そうなんですよね～。
でも、変に「流行り物」のように普及して欲しくない気もしているんです。
パイプ自体、人の心の深い処と結びつく道具だと思っていますので・・・。
そうやって、自分自身と深く結びついた道具としてのパイプを喫う「パイプ・スモーカー」が増えてくれることを願っています。
格好やファッションとしてではなく、真の意味での「パイプ・スモーカー」ですね。
なかなか難しいことなのかもしれませんが、それが私の望む処です。

是非、近い内にお会いしてお話させていただきたいと思いました。
どうぞよろしくお願いいたします。

01/15/08 00:20:49

DK wrote:

レスありがとうございます。

もしよろしければ吸い方などを丁寧に教えていただけるお店を教えていただけませんか？

01/15/08 03:15:29

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